【心温まるひとコマ】先生の「宝物」はな~んだ?
先日の土曜参観日では、ご多忙の折、たくさんの保護者の皆様にご来校いただき本当にありがとうございました。本日は、参観日のある学級で起きた、とても心温まるエピソードをご紹介します。
その学級では、国語科「わたしのたからもの」の発表会を行っていました。子供たちは、一人ひとり自分の大切な宝物を一生懸命に発表していきました。全員の発表が終わると、一人の子供が担任の先生に尋ねました。「先生の宝物は何ですか?」先生は少し間を置いて、笑顔でこう答えました。「○年○組のみんなです。」そう答えた瞬間、先生の目からじわっと涙が溢れました。
子供たちは、照れ隠しもあったのでしょう、「え~、嘘泣きじゃないのー?」なんて冗談を言って笑っていましたが、教室の後ろで見守ってくださっていた保護者の皆様からは、温かい拍手が沸き起こりました。
この先生は、この春に教壇に立ったばかりの新任の教員です。昼休みにはいつも子供たちと運動場を走り回り、分からないことは先輩に尋ねながら、一つ一つ誠実に学んでいます。経験はまだ多くありません。しかし、子供が大好きで、一人一人と真っすぐ向き合い、「毎日が楽しいです」と笑顔で話してくれます。知識や技術は、これからさらに磨かれていくことでしょう。けれど、「子供たちが宝物」と心から言えるその気持ちは、教員として最も大切な原点です。
教室に流れた涙と拍手は、子供たちと先生、そして保護者の皆さんがつくり上げた、何より温かい参観日の思い出になりました。